
庵治石について
庵治石は、香川県高松市牟礼町・庵治町で採石される花崗岩です。
約1億年前、地下深くでマグマがゆっくりと冷え固まることで形成され、きめ細かな結晶、高い硬度、低い吸水率を備えた、
日本を代表する天然石として知られています。
庵治石最大の特徴は、
研磨によって現れる**「斑(ふ)」**と呼ばれる独特の表情です。
黒雲母の微細な結晶が織りなす柔らかな濃淡は、
世界でも類を見ない庵治石ならではの美しさとして
高く評価されています。
また、細かな結晶構造により耐久性や耐候性にも優れ、
建築や彫刻、ランドスケープなど、
さまざまな空間で長く受け継がれてきました。
磨きや割肌、ビシャンなど仕上げによって異なる表情を見せることも、庵治石の大きな魅力の一つです。
MUREでは、庵治石を単なる石材としてではなく、
空間を構成する素材として捉えています。
その豊かな表情を活かし、
現代の建築やインテリアへ新たな価値を提案しています。

細目
庵治石の中でも最もきめ細かな石目です。磨き上げることで「斑(ふ)」と呼ばれる幻想的な模様が現れ、奥行きのある上質な表情を生み出します。庵治石を代表する最高級グレードとして知られています。

中細目
細目と中目の中間に位置する石目です。細目の繊細な質感を残しながら、やや明るく柔らかな印象を持ちます。建築やインテリアなど幅広い用途で選ばれています。

中目
細目に比べて結晶の粒子がやや大きく、黒雲母が少ないため明るく上品な色合いが特徴です。穏やかな表情を持ち、建築やランドスケープ などさまざまな空間に調和します。
Types

虎目(とらめ)
虎の毛並みを思わせる流れるような石目が特徴です。濃淡のある力強い模様は一枚ごとに異なり、天然石ならではの豊かな個性を感じられます。

錆石(さびいし)
鉄分を含む鉱物が自然に現れた石肌です。赤褐色の模様が灰色の石肌に豊かな表情を与え、自然素材ならではの深みと温かみを感じられます。

重ね肌
岩盤の層に沿って自然に形成された石肌です。幾重にも重なるような模様と自然な凹凸が特徴で、天然石ならではの力強い質感を感じられ ます。

楔肌
採石時に楔を用いて岩盤を割り出した際に現れる石肌です。楔の跡が連続して残る独特の表情が特徴で、自然な力強さと素材感を感じられます。

錆肌
鉄分を含む鉱物が自然に酸化し、赤褐色の模様として現れた石肌です。庵治石ならではの豊かな表情と温かみを感じられます。

景石
庭園やランドスケープに用いられる天然石です。自然がつくり出した形状や表情を活かし、空間に奥行きや景観のアクセントを与えます。周囲の植栽や建築と調和しながら、豊かな景観を創り出します。

庵治石の丁場(採掘場)について
庵治石の丁場は、香川県高松市牟礼町・庵治町に広がる採石場です。
何億年もの時を経て形成された岩盤から、一つひとつ石を切り出し、
その表情を見極めながら採石を行っています。
石目や色合い、模様は採れる場所によって異なり、
それぞれが天然石ならではの個性を持っています。
MUREでは、素材の特性を理解するために丁場へ足を運び、
一つひとつの石と向き合いながら、
その魅力を建築や空間へとつないでいます



MUREでは、お客様の理想とする石に出会っていただくため、
ご希望に応じて丁場(採石場)へご案内しています。